MRI検査について

MRI検査とは、磁石と電波を使い体内の状態を断面像としてうつしだす機械です。
MRI検査の最も有利な点は、他の検査では見ることが困難な脳や脊髄といった神経系組織を描出できることです。
撮影中は体を動かすことができないため、動物では麻酔が必要となります。また病気について詳しく知るため、造影剤を使った撮影も同時に行うことがあります。
麻酔を必要としますが、重篤な状態の動物を除けばMRI検査中の傷害は極めて少ないものと考えられます。

MRI検査が診断に有効な疾患

CT検査と違い、骨に囲まれた領域、特に頭蓋内や脊髄の描出に優れています。
そのため、以下の記すような脳神経疾患および脊髄疾患の診断に有効です。
人医療では関節疾患や腹腔内疾患にも応用されており、今後の獣医療においても利用されていくことが期待されます。

  • てんかん発作の原因探索
  • 脳腫瘍、脳炎などの脳神経系異常
  • 脳および頭蓋の先天性奇形
  • 椎間板ヘルニアの位置決め、圧迫の程度、脊髄への影響
  • 脊髄腫瘍などの脊髄疾患

など

MRI検査の流れ(緊急撮影以外は予約制となります)

  • 麻酔12時間前より絶食、3時間前より絶水が必要となります。
  • 午前中に入院していただき、麻酔前検査を行います。
  • 午後に麻酔下で撮影を行います。
  • 基本的に撮影日は麻酔後の状態をみるため1泊の入院となります。
  • 午後の面会時もしくは退院時に病状の説明を行います。
    (専門医の診断を依頼する必要がある場合、10日ほどお時間をいただくことがあります)
  • 担当医と十分にご相談の上、ご予約をお願いします。
    また、マイクロチップやインプラントなどが撮影に影響を及ぼすことがありますので、担当医にご相談ください。