当院では予約制で犬のリハビリテーションを行っています。
午前(9時~11時)に受付にてお預かりし、午後(16時~17時30分)に退院となります。
開催曜日は月・水・土 (臨時休診あり)
予約制の為(0742)48-4111までご連絡ください

  • ※リハビリテーションを始める前や、リハビリテーション中に定期的、もしくは症状に変化がみられる場合に担当獣医師の診察を受けていただきます。
  • ※リハビリテーションを受けていただく患者様は混合ワクチンとノミダニの予防をしていただきます。
  • ※また17時30分以降のお迎えになってしまう場合は、担当者不在のため当日の状態を説明しかねますのでご了承ください。

リハビリテーションの目的

犬は人の4倍のスピードで時を重ねていきます。歩行に異常が出るような障害をうけたり、神経や骨関節の手術をした後、できるだけ早く快適な生活ができるようにしてあげたいものです。飼い主様とともにリハビリテーションを行うことによって、痛みを和らげ、早期に機能回復をさせてあげ、貴重な楽しい時間を少しでも増やしてあげることができます。

また手術だけでなく、関節炎、麻痺、加齢、肥満による機能低下に対しても、リハビリテーションを行うことで身体の負担を軽減し、より快適な暮らしのお手伝いができます。

リハビリテーションの効果

●手術後の機能回復促進 ●腫れの軽減 ●関節や神経の痛みの緩和
●関節や筋肉の柔軟性の維持・改善 ●神経機能の維持・改善 ●筋力の維持・増強
●老化による運動機能の低下の防止 ●肥満犬の減量や運動機能回復

当院でリハビリテーションを行っている疾患

●手術後の回復期(椎間板ヘルニア、前十字靭帯断裂、膝蓋骨脱臼、股関節疾患 等)
●神経疾患による麻痺(変性性脊髄症、椎間板ヘルニア等)
●老齢性の運動機能低下 ●肥満

リハビリテーションの内容

リハビリテーションは、その子の症状と飼い主様の状況を見極めて適度なプログラムで行うことが大切です。担当獣医師と担当看護師が相談の上、リハビリプログラムを作成し、状況に合わせて修正していきます。

飼い主様のご協力のもと継続的に「病院でお預かりして行うプログラム」と「お家で行っていただくプログラム」を合わせて行っていきます。

リハビリテーションには下記のような様々な方法があり、組み合わせて行います。

水中療法
水中トレッドミル 浮力によって脚への負担が軽減され、痛みをおさえながら運動することで筋力が強化できます。また水の抵抗のため、動物は関節を大きく動かすので関節可動域が改善され、水圧で腫れを軽減させることもできます。

水中トレッドミル 水中トレッドミル 水中トレッドミル
体重免荷起立歩行
体重免荷起立歩行装置 長時間の立位保持や、本体を動かして低速で歩行動作を促す等、初期的歩行トレーニングを無理なく実施できます。

免荷装置 免荷装置
温度療法
温熱療法 患部を低周波レーザーやホットパック等で温める方法です。
主に慢性疾患の治療や、リハビリテーション前やマッサージ前のウォーミングアップとして行ないます。 
寒冷療法 患部をアイスパック等で冷やす方法です。
主に、痛みや晴れを軽減するために、急性期に行います。
アイシング
マッサージ療法
マッサージ 血流とリンパの流れを改善し、痛みや筋肉のこわばりを和らげます。
運動前に行うことで、精神的・身体的にリラックスして運動の効果を高めます。
マッサージ療法
運動療法(施術者が動かす「他動運動」)
ストレッチ 傷害によって短く固まったり、癒着した筋肉や皮下組織などの軟部組織を伸ばすことによって、動きを改善します。
ストレッチ
関節可動域運動 適切な力で関節を曲げ伸ばしすることで、関節の柔軟性(関節可動域)の低下を防ぎます。
自転車こぎ運動 主に神経疾患に対して行われます。自転車をこぐように、円を描くようにやさしく動かします。「歩く」神経を刺激します。横たわった状態でも、立った状態でも行えます。
運動療法(患者自ら動く「自動運動」)
補助起立 十分な脚力のない子に、補助をしながら起立することで筋力や立つ感覚の改善を促します。ある程度しっかり体を支えられる子には、わざと左右や前後にバランスを崩したりもします。
バランスディスク 不安定に動く円板の上に立つことで、バランス感覚の改善や筋力の強化になります。

バランスディスク バランスディスク バランスディスク
バランスボール リハビリテーション用のゴムボールの上に補助起立させることで、バランス感覚の改善や筋力の強化になります。

ピーナッツボール ピーナッツボール ドーナッツボール
座り立ち運動 お座り-立ちを繰り返すことによって、股関節や膝関節の関節可動域を維持し後ろ足の筋力を強化します。
引き綱歩行 リードをつけてゆっくり歩行することで、障害を受けた脚の使用を促します。
さらにバランス感覚や歩行のリズム、関節可動域、特定の脚や動きの強化のために
・スロープの上り下り
・ジグザク歩行
・キャバレッティ(ハードルまたぎ)
なども行います。

キャバレッティ ジグザグ歩行 キャバレッティ